JANコード(バーコード)の取得は必要?|化粧品OEMで知っておきたい基礎知識

化粧品やバスソルトをOEMで製造販売する際に、
考えないといけないのが「JANコード」の取得をどうするかです。
◇JANって何??
JANコード(Japanese Article Number)は、
日本で流通する商品につける識別コードの事。
主にPOSレジでの販売や、物流管理に用いられます。
バラエティショップやドラックストアなどの一般小売向け販売を行う場合は、
基本的に登録が必須です。
◇JANには2種類のタイプがある
・13桁タイプ
最も一般的で、ほぼ全ての流通で使われる形式。
国内のPOSシステムは13桁が標準。
・8桁
短縮版JANコード。
小さくて通常サイズが貼れないお菓子や文具などで使われます。
(1アイテムごとに申請が必要)
◇JANコード取得には費用が掛かる
年商規模の応じた費用が必要です。
1年タイプと3年タイプがありますが、
3年タイプが少しお安いのでオススメ!
価格感はこんな以下のイメージ
(もっと年商高い企業向け価格もありますが割愛)
<登録申請料(1年タイプ)>
| 年商 | 初期申請料 | 登録管理費 |
|---|---|---|
| 1億~10億円 | 22,000円 | 7,700円 |
| 1億円未満 | 11,000円 | 6,050円 |
<登録申請料(3年タイプ)>
| 年商 | 初期申請料 | 登録管理費 |
|---|---|---|
| 1億~10億円 | 22,000円 | 20,900円 |
| 1億円未満 | 11,000円 | 16,500円 |
◇実際の運用方法
JANの数字は、
[企業コード+商品コード+チェックデジット]
で成り立っています。
チェックデジットというのは、それ以前の数字を記入する事で、
自動計算され最後の1桁に割り当てられる数字の事です。
そうやって作成したJANコードを、
見積もりや商品規定書に記載して小売店に送る事で、
レジ登録(マスタ登録)されるという仕組みです。
◇JAN不要の場合
例外的に、JANが不要な場合もあります!
・エステサロンなど、自社の店舗で売る
・JAN不要の美容サロンや雑貨屋に卸す
・イベントで消費者に直接販売する
・JAN登録不要のWEB通販で売る
自社の販路ではJANは必要だ!と思ったら、
商品開発時に印刷しないといけないので、速やかに取得しましょう!
