
誤解の多い化粧品の品質保持期限。
一般的には「製造後3年」とされていますが、
どういう事なのか詳しく説明していきます!
◇薬機法の3年ルール
化粧品=3年保証
というイメージが定着しているのは薬機法内に
「適切な保存条件の元で3年以内に性状及び品質が変化する恐れがある化粧品については使用期限の表示が必要」
と記載されているからです。
こういう書類はわざと難しく書いてあるので、合えて簡単な言い方をすると
「普通に保管して3年以上使える場合は、使用期限書かなくて良いよ!」 という事です。
◇3年は品質が変わらない??
よく誤解されがちなのがココ。
3年を超えると急に使えなくなる訳ではなく、
化粧品は製造した瞬間から劣化が始まります!
香料や精油は揮発していきますし、酸化も進んでいきます。
クリームも乾燥して固くなっていきますし、全体に黄ばんだ色味に変色していきがちです。
ですので、多少匂いや硬さが変わってもハンドクリームはハンドクリームとして3年間は問題なく使用できる。
という基準だと認識しましょう。
◇製造日はどこに記載されている??
これは残念ながら一般の方にはわからない事がほとんどです。
製造会社各社が、ロットナンバーと呼ばれる独自の英数字を箱や容器に記載して管理します。
どうしても、製造して日にちが経ったものを小売店やお客さんが嫌がる傾向にあるので、
純粋な日付表示ではない事がほとんどです。
◇まとめ
キチンと防腐されていれば、5年以上使える事ももちろんありますが、
「化粧品も生もの」だという認識をお持ちいただき、
なるべく早く使用する、湿度や温度の高い所を避け清潔に保管する。は注意しましょう!
ちなみに開封後は、空気中の菌や手指の菌も入るので、
1ヵ月以内を目安に使い切りましょう!
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→化粧品の保管 / 注意すべき事もチェック
